こんにちは、久しぶりの投稿となりました
衛生士の江原です
３月になり、花粉症の方には辛い季節がやってきましたね
さて、今日は『歯ぐきの腫れ』についてお話したいと思います
歯ぐきはとってもデリケートで、お口の中の色々なトラブルに敏感に反応し「腫れ」という形で警告をしてくれるんです
一体どんな警告なのでしょう・・？
歯ぐきが腫れる原因は大きく分けて２つ。
そのひとつが『歯周病』です
これは歯と歯ぐきの間に入り込んだ歯周病菌が炎症を引き起こし、歯を支える骨（歯槽骨）を溶かして、最後には歯が抜けてしまう病気
成人の８割が抱えているとされ、自覚症状のないまま静かに進行します。
恐いですね
そんな沈黙の病気の貴重なサインが歯ぐきの腫れなのです
さらに出血もあるならば、かなり高い確率で歯周病です。
たとえ腫れや出血が一時期に治まっても、歯周病が治ったわけではありません
早期発見・治療が大切ですので、早めにお越しくださいね
そしてもうひとつの原因が『歯の根の病気』です
歯の神経が死んでしまったり、治療をした歯の根にトラブルが発生すると、歯の内部に膿がたまっていき、やがて行き場をなくして外に出ようとして、歯ぐきが腫れます
放っておけば歯周病と同じように次第に歯槽骨が溶かされ、やがては歯を失うことに…
膿が出たり、腫れがひいても決して安心できません
このように、歯ぐきの腫れは歯を失う病気の前兆かもしれません
また、実際には他にも原因はさまざま。
毎日のブラッシングの時に歯ぐきをよく観察して、貴重なサインを見逃さないようにしたいものです
何か歯ぐきのサインに気付いたときはすぐにお越しくださいね